在留カードとは?必要性や見るべきポイントを徹底解説

12月 31, 2021 0 Comments

在留カードとは、外国人が在留するために携帯が義務付けられているものです。

外国人を採用する場合、この在留カードについて正しい知識やチェックポイントを理解していないと、本来働くことのできない外国人を雇用してしまうリスクがあります。

そこで、今回は在留カードについて詳しく説明します。正しい知識を身につけ、不法就労助長罪などの違法に繋がらないようにしましょう。

在留カードとは

在留カードとは、簡単に言うと日本に中長期滞在する外国人の身分証明書です。また、パスポートの各種許可印などの代わりにもなる許可証としての役割もあります。

在留カードが交付されるタイミングは、日本に入国したとこい、在留資格を手に入れたとき、在留資格を変更したとき、そして在留資格の更新をするときに交付されます。

在留カードは、主に身分を証明する用途で用いられます。例えば、携帯電話や銀行口座の契約や、警察に身分提示を求められたときなどです。また、在留カードは常時携帯義務があり、違反してしまうと20万円以下の罰金を課されてしまうので注意が必要です。

在留カードの項目とチェックポイント

ここでは在留カードについて、企業がチェックすべき項目について説明します。

まず、こちらが在留カードの写真です。

引用元:在留カードとは? | 出入国在留管理庁

在留カードには記載されている情報は主に以下のものになります。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 国籍・地域
  • 住居地
  • 在留資格
  • 在留期間
  • 就労の可否

日本で外国人を雇用するとき、このカードの内容をチェックすることは必要不可欠です。その際、どこを注視すればいいのかはよく分からなければ、不法就労などの違反を見逃し、罪に問われてしまうことになります。

そのような失敗を防ぐために、主にチェックするべき5項目を説明します。

在留資格

まず、在留資格は必ず確認する必要があります。なぜなら、雇用したい外国人があなたの会社で働くことが出来るかどうかの判断をするのに必要だからです。

例えば、教員として働くための在留資格でオフィス勤務をすることはできません。

もちろん、これは在留カードを見れば簡単にわかることです。しかし、在留カードを確認しないと違反を見過ごして働かせてしまうことになります。

また、留学生アルバイトの場合は表面の就労制限の有無と裏面の資格外活動許可を確認してください。留学生は就労のための在留資格ではありません。そして、アルバイトをするためには資格外活動の許可を受ける必要があるためです。

在留期限(在留カードの有効期間)

また、在留期限の確認も忘れずにしましょう。在留資格上就労するのに問題がなくても、在留期限を過ぎてしまうと違反になってしまうためです。

本人に悪意がなくても在留資格の更新を忘れてしまうことは想定出来るケースです。そのため、雇用主側からも忘れないようにアナウンスしてあげましょう。

在留期限の更新については、後ほど詳しく説明します。

在留カード番号

在留カード番号も、必ず確認する必要があります。なぜなら、外国人雇用を開始するときの届け出に必要だからです。

外国人雇用を開始する際には、以下のいずれかの書類をハローワークに提出する必要があります。そして、この書類には在留カードの番号を記載する欄が設けられています。

  • 雇用保険取得届
  • 外国人雇用状況届出書

各書類の提出方法や、その他外国人雇用に必要な手続きについては、こちらの記事をご覧ください。

外国人労働者を受け入れるには?受け入れ前の注意点から就労後の問題防止方法まで徹底解説

在留カードの更新と申請期間

先程も説明した通り、外国人労働者が在留期限を超過して働くことは違法になってしまいます。もし、期限が迫ってきているなら在留資格の更新が必要です。

在留資格更新の際には、新しい在留期間を決める審査があります。その外国人の素行や、資格通りの活動をしっかりと違反なく行っていたのかによって、付与される在留期間が決まるのです。

永住者も更新は必要

意外なことに、永住者であっても在留資格の更新は必要です。

永住者と高度専門職2号の在留資格は在留資格が付与されてから7年間が在留期限になります。例えば2021年1月1日に交付された場合、2028年1月1日が在留期限になります。

ちなみにこの場合、在留資格の更新手続きは審査がない場合がほとんどです。

申請期間

在留資格の更新には入管に申請後約2週間から3ヶ月かかります。入管の裁量により申請期間にバラつきがあるので、確実に在留期限を超過しないためにも、早めの申請を心がけましょう。

では、確実に間に合わせるためにはいつ頃申請を行えば良いのでしょうか?

永住者と高度専門職2号の在留資格では、在留期限の2ヶ月前から申請が可能です。そして、それ以外の資格が3ヶ月前から申請することができます。

申請にかかる期間を考えると、申請が可能になったタイミングですぐに申請しておくのが良いでしょう。申請可能になってすぐ申請できるよう、書類回収も早めに行いましょう。

在留カードの携帯義務と罰則について

外国籍の方は、在留カードを常に携帯する必要があります。パスポートを持っていれば問題ないと考えている方も多くいるようですが、実際はそれではいけません。

免許証などと同じように、身分を証明するためには必ず持っていなければならないものになります。そして、携帯していないことが発覚した場合は20万円以下の罰金もあるので注意しましょう。

一方で、行政書士などにカードを預けている場合は違反にはなりません。ただし、街中で警察などに声をかけられたとき、身分を証明するものがないとトラブルになる可能性があるので在留カードのコピーを持っておけば安心です。

ちなみに、特別永住者に関しては「特別永住者に係る歴史的経緯等に鑑み、特別の配慮が必要」とされているため在留カードの携帯は求められていません、

在留期限切れの外国人を雇わないために確認すべきこと

在留期限切れの外国人を雇ってしまうと、違反となり罰金が課されてしまいます。実際、一部の外国人は在留期限が切れているにも関わらず働こうとする場合があります。その時、確実に違反にならないように必ず在留期限を確認しましょう。

在留カードの有効性を確認する

在留カードの有効性も確認する必要があります。有効性は、以下の入国管理局のサイトに在留カード番号を入力するだけで確認できるので、外国人を雇用したときは必ず確認してください。

参考:出入国在留管理庁在留カード等番号失効情報照会

在留資格を確認する

先述の通りですが、在留資格も確実に確認してください。同時に、自社で働ける在留資格がなんなのかも確認しておきましょう。

もし確認してもはっきりわからない場合は、入管に問い合わせましょう。

在留期限を確認する

もちろん、在留期限の確認も必要です。在留期限が切れていれば、すぐに不法就労になってしまうのできちんとチェックするようにしてください。

また、期限が近い場合には更新の申請をしているかどうかも確認しましょう。

偽造在留カードの見分け方やポイント

在留カードは、偽造されていることもあります。その場合、上記のような確認をしても無駄です。

「それなら、やはり外国人労働者の採用をするのはリスクが大きいのでは?」

と考える方も多いかもしれません。しかしご安心ください。偽造ビザを出されても確実に見破る方法はあります。ここからは、法務省が推奨している方法も含め、偽物の在留カードを見破る方法をいくつか紹介します。

1.在留カードを傾けて確認

まず、在留カードを傾けるのが最も手軽な方法です。在留カードを傾けると、以下のような変化をするのが本物の在留カードです。

  • MOJと書かれた絵がピンクから緑に変化
  • 左端がピンク色に変化
  • 顔写真に立体的なMOJの文字が出る
  • 顔写真下の文字の白黒が反転
引用元:法務省公式サイト

2.透かし文字の確認

次に、透かし文字を確認するという方法があります。暗い場所で、在留カードの表面から強い光を当てると裏面にMOJの文字が浮かび上がります。

3.在留カード等失効情報照会での確認

最後に、在留カード等失効情報照会で確認するという方法があります。在留カードに記載の在留カード番号と有効期限を入力すると、カードが失効していないか確認することができます。

時が経つにつれて、偽造の技術も上がり判別しづらくなる可能性があります。そのため、全ての方法で確認するのが安全です。

在留カードについてのまとめ

ここまで、在留カードについて説明してきました。最初にもお伝えしましたが、悪意がなくても不法就労や不法就労助長罪に問われてしまう可能性があります。そのため、外国人を雇うときには在留カードは必ず確認するようにしましょう。

    ご入力頂きました個人情報はお問い合わせ対応のために利用させて頂きます。
    個人情報の取り扱い詳細は 「個人情報取り扱いについて」をご覧ください。

    個人情報取り扱いに同意する

      ご入力頂きました個人情報はお問い合わせ対応のために利用させて頂きます。
      個人情報の取り扱い詳細は 「個人情報取り扱いについて」をご覧ください。

      個人情報取り扱いに同意する