エンジニア採用面接の質問で聞くべき事とは?具体例15選と注意点

12月 31, 2021 0 Comments

採用担当者の方々のなかで、エンジニア採用の面接をする際「どのような観点から優秀な人材を見抜けば良いのかわからない」「限られた時間で専門的なスキルを見抜くのが難しい」と頭を悩ませている方は多くいらっしゃいます。

この記事ではエンジニアの採用面接において効果的にはたらく採用方法はもちろん、自社の魅力を最大限伝える方法や、採用の際の注意点を具体的に解説していきます。

目次

エンジニア採用面接の前に行うべき事前準備

採用チームとして面接に対しての事前準備を徹底的に行うことで、面接の場はよりよい求職者との接触機会となります。

以下の3つの具体的なポイントをおえておきましょう。

採用基準を明確にする

まずは採用に関する明確な基準を事前に細かく定めておきましょう。なぜなら採用に関わる人数が多くなる場合には、採用担当者間での情報共有が難しくなり異なる基準で判断を下してしまう可能性があるからです。

具体的には、実際に自社で人材を必要としている現状を把握した上で、求める人物像やスキルを定義していくことが有効です。この際求める人材像のうち、MUST(必要条件)とBETTER(あれば望ましいもの)など、求職者に求める項目の優先順位も定めると良いでしょう。

面接評価シートを作成する

採用担当者間で効果的な情報共有を行うためには、面接評価シートを用いると良いです。こちらを利用することで、面接官が異なったときでも求職者に「前回も聞かれた質問だ」「面接官によって受け答えが違う」などの印象を与えてしまうことを防げます。

採用チームで定めた判断基準のもと、面接がしっかりと実行されるかを確認するために大変有効なものになります。また異なる判断基準が原因で、優秀な人材を取り逃してしまうことも防げます。

自社エンジニアの協力を煽っておく

面接の際に、現場エンジニアにも同席してもらえるよう、事前に協力を煽っておくことも大切な事前準備となります。

なぜなら現場で働くエンジニアは、エンジニアの立場から自社の魅力を伝えられ、なによりも専門的なスキルや経験についての深堀りも可能だからです。

面接の場で求職者と現場エンジニアとの接点を積極的にもたせ、採用人事とは異なる観点から求職者を評価できるように対策しておきましょう。

エンジニアの採用面接で作成すべき質問項目とは?

エンジニアの採用面接で事前に作成すべき質問は主に2つの項目があります。

1つは思考性やキャリアを知る為の項目で、仕事自体への価値観や取り組む姿勢を知ることができます。もう1つは技術や経験を知る為の項目で、過去の経歴から専門的技術やエンジニアとしての経験を知ることができます。

以下、それぞれの項目別に見てみましょう。

1.思考性やキャリアを知る為の項目

  • 転職理由とこの先関わりたい開発分野

転職理由を聞くことで、前職に入社した理由やそこから転職に至るまで本人の意思決定の判断基準を知ることができます。

また本人が今後のキャリアパスをどのように描いているのかを聞くことで、入社後のギャップや会社との方向性に関するマッチ度を図ることができます。具体的には、5年後や10年後などのスパンで目指したいと考える分野について確認してみましょう。

  • 今までの経験で大変だと感じたことや、仕事上でやりがいを感じる瞬間

業務を通じてどういった部分にストレスを感じたり、やりがいを感じるのかを深掘ることで、業務内容や社風が自社とマッチしているかを見極めることができます。

2.技術や経験を知る為の項目

  • 今までに関わったプロジェクト

過去に経験したプロジェクトから使用言語・フレームワーク・ツール・プロジェクトの規模感などを聞くことで技術や知識に対する関心度や理解度を図ることができます。

  • 顧客折衝の経験の有無

顧客との接点を持ち合意まで導くスキルがあることはどこの分野においても評価の対象になります。そのため入社後でも比較的早い段階から即戦力として活躍することが期待されます。

  • 今までに経験してきたポジション

エンジニアとして任すことのできる業務の幅を確認することができます。合わせて、担当した業務内容も具体的に聞きましょう。

以上の質問項目から、エンジニアの採用面接で作成するべき項目はおわかりいただけたでしょうか。次は具体的な質問例をもとに解説していきたいと思います。

エンジニア採用面接で優秀な人材を見抜く質問例15選

ここでは、エンジニア採用面接で実際に使える質問例を紹介していきます。質問の意図を把握したうえで質問することで、効果的に求職者の理解を深めることができます。

以下、質問は上で提示した2つの項目別に解説していきます。

エンジニア面接で思考性やキャリアを見抜ける質問例

1.やりがいを感じるのはどんな時ですか?

仕事におけるモチベーションの原点を把握することで、自社の業務内容とのマッチ度を図り、入社後にも求職者が自発的に行動できるかを知ることができます。

ここではモチベーションが下がったときの対処法を自分の言葉で説明できていると自己理解が高いと捉えて良いでしょう。

2.これまでぶつかった課題とその解決策を教えてください

求職者が何を課題と捉え、その解決に向けてどういったプロセスを組んで行動したかを聞きます。そうすることで自社で起こりえる問題にも適切に対処できるのかを知ることができます。さらに、その経験自体がその後どのように活かされたのかなども答えられているとより良いです。

また対人関係が課題である場合にはその時の対処法を聞くのも有効です。そうすることで組織で働く際の考え方や、他の人の意見を聞こうとする傾聴力が備わっている人材であるかを見極めることができます。

3.現在学習していることはありますか?

ITという日々変化が著しい分野において、最新技術に関する知識を得るなどして自己研鑽しているかを知ることができます。また学習内容を知ることで、入社後にどんな強みを活かして成長していきたいかを見極めることもできます。

特にただ情報収集しているだけでなく、目的意識や活用方法までを意識している場合には、より成長意欲があると判断できるでしょう。

4.なぜ転職しようと思いましたか?

転職理由を聞くことで、現在の転職へのモチベーションを知ることができ、求職者の仕事観も同時に確認することができます。自己成長やキャリアアップのための転職であるのか、前職での不満や不安が原因となった転職であるのかに注目しましょう。

後者の場合、それが客観的で説得力のある内容か、さらにそれを自身で改善しようと試みたかがポイントになります。

5.今後どのようなキャリアプランを考えていますか?

この質問で、求職者のキャリアプランと自社が目指す方向が合っているかを確認しましょう。特にそのキャリアプラン実現のため、自社でどんなスキルや経験を積むのかを深掘ることが大切です。そうすることで主張に一貫性があるかを図ることができます。

また理想に向けて、自身の現在の課題を客観的に捉えられていればより良いです。

6.将来どんなエンジニアになりたいですか?

この質問では会社組織という観点を離れ、一人のエンジニアとして何を実現していきたいかを聞きましょう。エンジニアとしての成長意欲を確かめることができます。

エンジニアとして自身が誇りに思う部分や、キャリアアップした先の最終目標が具体的だとより良いです。

エンジニア面接で技術や経験を見抜ける質問例

7.これまでどのようなサービスを開発しましたか?

実際の業務経験から、サービスへの理解度やその時の自身の役割について深堀りすることができます。また専門的な内容ですので、初めて聞く人でも理解できる説明や言葉遣いができているかもチェックしましょう。

8.担当したことのあるサービスの規模はどのくらいですか?

これまでの経験から、自社で持つ案件の規模に値する経験値を持っているかを判断します。ここでは管理したサーバー台数やユーザー数などを、具体的な数値を用いて説明できることが望ましいです。

9.どのような言語・フレームワーク・ツールを扱えますか?

上記3つの要素から技術への精通度を聞くことで、自社で携わる業務内容とのマッチ度を見極めることができます。また、自社の使用言語と異なる場合、今後どのようにしてそのスキルを補完していくのかを聞くのも有効です。

ここでは技術に関して専門知識がある社員から、具体的な経験についてより踏み込んだ質問ができるととよいでしょう。

10.これまで経験したことのあるポジションを教えてください

これまでのプロジェクトで経験してきた役割や担当業務を聞くことで、入社後のポジショニングがイメージしやすくなります。

さらにチームでのリーダー経験がある方は、一定のコミュニケーション能力やチームをまとめる能力があることが見込まれます。リーダーとしてどんな心構えでプロジェクトを遂行したのかを深掘ってみましょう。

11.最も権限を与えられた経験はなんですか?

権限の大きさを聞くことで、エンジニアとしての器量の大きさを知ることができます。

具体的には与えられた権限の中でいかにして意思決定するのかを聞きましょう。それにより、入社後に任せられる業務範囲を把握することができます。さらに実際の結果や反省点も合わせて伝えられていると良いです。

12.開発において最も重要視していることはなんですか?

求職者がエンジニアとして一貫した姿勢を持って業務を遂行することができるかを見極めるのに有効です。なぜならエンジニアは、働く上で一つの視点ではなく様々な情報に目を向け体系的に学ぶスキルが重要とされるからです。

なお、それを重要視する理由や実際に行動に移せているのかまで答えられるのが望ましいです。

13.外部の方と折衝したことはありますか?

外部の方との折衝経験を具体的に聞くことで、求職者の交渉力や説得スキルの有無を確かめることができます。

さらに、合意形成までどんな点を意識したかについて知ることで、今後折衝する機会において自社に貢献できる人材かがわかります。

特に具体的なシチュエーションを用いた解答はわかりやすく、入社後の活躍がイメージしやすくなるため好印象です。

14.これまでの経験を自社でどのように活かせますか?

この質問から、求職者が自社の業務内容やサービスを正しく理解しているかを把握することができます。

ただ「〇〇のスキルを活かすことができます。」といった主張だけでなく、その根拠も添えて主張できていると説得力があります。

15.弊社のサービスで改善すべきと思う点を教えてください

ただタスクを消化するだけでなく、より主体的に問題解決に向けてアイデアを出すことができるかを知ることができます。さらに、自社のサービスや商品への理解度を確かめるためにも有効です。

求職者が改善すべき点について論理的に説明できているかを見ることで、思考力の有無を図ることもできます。

以上が、エンジニア採用面接で優秀な人材を見抜く質問例でした。質問の意図を把握した上で、お互いの理解を促進できる深堀りを心がけることが大切です。

エンジニア採用面接でありがちな落とし穴

ここではエンジニア採用面接で、面接する側がやってしまいがちな判断を紹介します。場合によっては、優秀な人材を取り逃がしてしまう危ない落とし穴ですので注意しましょう。

以下、2点を参考にしてみてください。

転職回数だけで判断する

転職回数ではなく、転職した理由を聞きましょう。なぜなら、なかには個人的な事情から退職せざるを得なかった場合や、キャリアアップのために転職した場合もあるためです。

実務経験の年数だけで判断する

実務経験の年数ではなく、実務内容を詳しく聞きましょう。プロジェクト単位で規模感や任される権限が異なるため、実務経験が短いからといって「優秀ではない」という判断は誤りです。

面接時に自社を魅力的に見せるには?

面接という機会は求職者と接点を持つだけでなく、ホームページだけでは伝えられない自社の魅力を直接伝える絶好の機会でもあります。

以下、より効果的に自社を魅力的に伝える方法をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

自社の等身大の姿を見せる

求職者は会社の良い部分だけでなく、会社全体が自社の課題をどのように捉え、解決に向けてどのような取り組みを行っているかという点に関心を持ちます。また面接時に会社の良い部分だけをアピールしてしまうと、入社後のギャップに苦しみ最悪の場合、早期退職になりかねません。

あえて等身大の姿を見せることで、求職者と採用側のミスマッチを防ぐことに注力しましょう。

資料を用いて最大限に自社をプレゼンする

効果的な自社の紹介資料を用いることで、求職者に企業理解してもらい自社に興味を持つきっかけを作りましょう。なぜなら面接は、採用側が求職者を選ぶだけでなく、求職者が会社を選ぶ機会でもあるためです。

特に上述の通り、自社の魅力とともに課題とそれに対する取り組み方も盛り込んだ資料を活用してみましょう。

一貫性を保ちつつ求職者に適切なアプローチをする

選考過程で伝えるポイントを採用チームですり合わせたら、一貫性を持ってアピールできるよう心がけましょう。自社の魅力を直接伝える機会で、一貫性の無い内容はかえって求職者に不信感を与えてしまいます。

さらにそのアピールポイントを、面接の場で一人ひとりに合わせて伝える必要があります。なぜなら求職者もそれぞれ異なる理由で転職活動をしており、仕事に対する姿勢や叶えたいビジョンも違うためです。

求職者への深堀りを通して自社と方向性が合っていることを確認した後、適切なアピールポイントでアプローチすることが重要です。

エンジニア面接の質問に関するまとめ

以上が、エンジニア採用面接に関する解説でした。

面接は限られた時間のなかで優秀な人材に出会い、自社の魅力を最大限伝える機会になることが鍵となります。

また昨今、エンジニアの人材不足が叫ばれていますが、企業としては効果的な方法を用いて優秀な人材を選び抜く力が求められています。

優秀な人材とは、経験が抱負であり多くのスキルの身につけた人材だけを指すものではありません。素晴らしい仕事観をお持ちでありながらエンジニア分野では未経験の方や外国人エンジニアの方も多く含まれます。

この場合には、経歴のあるエンジニアや日本人エンジニアとはまた違った観点で、採用の難しさを感じる採用担当の方々も多くいらっしゃると思います。

そのような方もぜひ一度弊社にお問い合わせいただければと思います。

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